人参(にんじん)

人参(にんじん)について

βカロテンは西洋人参に含まれる

カロテン(carotene)は人参(carrot)から発見された成分だけあって、トップクラスの含有量を誇る野菜です。
βカロテンは、体内でビタミンAに変わり、粘膜を強化して免疫力を向上させる作用があります。
また、がん細胞、動脈硬化の抑制にも効果があります。
βカロテンは、油と一緒に組み合わせることで、吸収率を高めることができます。

ただし、カロテンが多いのは、オレンジ色の西洋人参です。
金時人参など東洋種は、トマトと同じリコピンの含み、抗酸化作用が高く、活性酸素を抑えて細胞の老化を予防します。

他に、人参はカルシウムやカリウムも豊富に含み、骨や歯を健康に保ち、高血圧を予防する効果もあります。

カロテンは皮の下にたっぷり

カロテンは表皮の下に最も多いので、皮はむかないか、少し残す程度にして調理しましょう。
そもそも人参は出荷される際に、きれいに洗われているので、食べにくい薄皮やひげ根はすでに処理されています。
本当は、調理前は洗う程度で十分なのです。

ビタミンCを壊す成分があるのは本当か?

人参にはアスコルビナーゼという、ビタミンCを破壊する酵素が入っている。』という通説があるようですが、これは間違いです。

ビタミンCは、還元型ビタミンCと酸化型ビタミンCとに区分されます。
ビタミンCが分解されるのは、体内で酸化型ビタミンCに変質された時に起こります。

アスコルビナーゼ(この酵素名は現在、学術用語ではない)は、この還元型ビタミンCを、酸化型に変化させる作用があります。

ただ、体内で還元型が酸化型ビタミンCになっても、簡単にまた還元型のものに戻ることが研究によって解明されました。
したがって、体内においては、還元型も酸化型も同等と扱われるため、アスコルビナーゼを摂取したからビタミンCが破壊されるというのは誤りです

ちなみに、ビタミンCは、通常の調理過程で壊れることはほとんどありません。

【出典】『ビタミンCは熱で壊れる』は本当か?

人参(にんじん)の栄養価

βカロテン、ビタミンC、カリウム、カルシウム

旬の季節

美味しい人参(にんじん)の見分け方

ヘタの周辺が青かったり黒ずんでいるニンジンは避けましょう。
また、太すぎるものは、中が芯のように固くなっている場合があります。

  • 表面が滑らかで、まっすぐ伸びているもの。
  • 全体的に色が鮮やかで、くぼみがなく左右対称のもの。
  • ヘタの切り口が小さく、ひげ根が少ないもの。

ニンジンに付着した放射能の洗い落とし方

ニンジンに付着した放射能(放射性物質)を除去するポイントは、タワシで皮の表面を丁寧に洗い、葉の付け根部分から2cmほどを切り落とし、皮は厚めにむくようにすることです。

食べやすい大きさにカットしたら、塩を入れたお湯で1分ほど塩茹でします。

参考家庭で実践できる!野菜に付いた放射能の洗い落とし方・除去法

人参(にんじん)の賞味期限

5日

人参(にんじん)の保存方法

冷蔵保存

葉が付いているものは、あらかじめ切り落としておきます。
カットせずに水洗いした後、しっかりと表面の水分をふき取り、キッチンペーパーに包みます。
そして、ビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に立てた状態で保存しましょう。

人参は湿ると傷みが早くなるので、水滴がついたらこまめに拭き取るようにしましょう。

冷凍保存

水洗いして、食べやすい大きさにカットし、よく乾かしてフリーザー袋に入れて保存しておけば2ヶ月程度保存できます。
冷凍した人参は、凍ったまま直接火にかけて利用できるため、用途に応じて、薄切り・乱切りなどにしておけば時短調理にも便利です。

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